ディストピア

この映画は○○が××した世界を描いたディストピア映画だ。

というような形で使われる単語、「ディストピア」。
理想郷という意味の「ユートピア(utopia)」という言葉の対義語で、
「ディストピア(dystopia)」というのは地獄郷という意味です。

主にSF映画のレビューで使われることが多い言葉ですので、
もう少し簡単に言い直すと、理想的じゃない未来の世界ということになりますね。

ディストピア映画の代表作といえば、「ブレードランナー」や「マトリックス」、
最近の映画であれば「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が
ディストピア映画と言えますね。

どの映画も「こんな風になったら嫌だな」と思うような未来の世界を描いている映画です。

  

ソリッド・シチュエーション・スリラー

この映画は主人公が○○という状況に陥る
ソリッド・シチュエーション・スリラーだ。

というような形で使われる単語、「ソリッド・シチュエーション・スリラー」。
どちらかというとレビューよりも映画の紹介なんかでよく使われる
映画のジャンルを表した言葉です。

「ソリッド(solid)」は「硬い」といった意味の他に「隙間のない」という意味があり、
「シチュエーション(situation)」は「立場」、「状況」という意味、
「スリラー(thriller)」は緊張感や不安感を煽るような映画のことですので、まとめると、
どこにも逃げ場となる隙間がない状況で緊張感や不安感を煽る映画となります。

ソリッド・シチュエーション・スリラーの代表作と言えば、「CUBE」や「ソウ」、
あとはちょっと前の映画なら「リミット」なんかが
ソリッド・シチュエーション・スリラーになりますね。

まあ、映画のジャンル分けなんていい加減なものですので例外はあるかもしれませんが、
密室のような空間的に限定された場所に閉じ込められ、何かしらの恐ろしい目に遭う、
という映画がソリッド・シチュエーション・スリラーと言っていいでしょう。

あと、「ソリッド・シチュエーション・ホラー」という言葉もありますが、
「スリラー」と「ホラー」の違い自体がそもそも微妙ですので、
同じ意味だと思っていても特に問題はないと思います。

  

キッチュ

この映画の美術は逆にキッチュだ。

というような形で使われる単語、「キッチュ」。
ドイツ語の「まがいもの」、「俗悪なもの」といった意味の言葉なんですが、
「キッチュ(Kitsch)」というのは
けばけばしさや古臭さ、安っぽさなどから美しさを感じるという意味です。

まあ簡単に言うと、
ものっ凄い安っぽいデザインの○○なんだけど、
なんだか安っぽ過ぎてちょっと興味が湧いてきちゃう、というようなことですね。

コンセプチュアル

本作は子ども向け映画というよりも、
むしろコンセプチュアルなアート作品に近い。

というような形で使われる単語、「コンセプチュアル」。
「コンセプト(concept)」の後ろに「ual」が付いた形容詞なんですが、
「コンセプチュアル(conceptual)」というのは概念的という意味です。

じゃあその概念的ってのはどういう意味じゃい?となるんですが、
概念というのは物事の本質をとらえる思考の形式、という意味なので、
まあ大雑把に言ってしまえば概念的というのは
物事の本質をとらえようとしてるっぽいということになりますね。

アバンタイトル

アバンタイトルから完全にこの映画の虜になった。

というような形で使われる単語、「アバンタイトル」。
「アバン(avant)」はフランス語の「前」という意味の言葉で、
「アバンタイトル(avant-title)」というのは
映画のタイトルが出る前の導入部のことです。

ちなみに「プレタイトル(pretitle)」というのも同じ意味ですね。

映画が始まってすぐの、
この映画が面白いのかどうか、ということを占う部分になりますので、
インパクトのあることをしようとする映画が多いです。

あと、「アバンタイトル」というものがどういうものなのか、
ということが一番分かりやすいのが
007 カジノ・ロワイヤル」、「007 スカイフォール
といった「007」のシリーズですね。
映画が始まってすぐに激しいアクションがあり、その後に歌が始まりタイトルが出る、
というのがほとんどお約束になっていますから。