アイアムアヒーロー はじまりの日

dTVのオリジナルドラマで、監督は長江俊和、主演は長澤まさみ
4月23日に公開される映画「アイアムアヒーロー」の前日譚で、
謎のウイルスの感染により人々が次々とZQN化していく、というお話です。
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ホラー映画の偉大なる発明、ゾンビ様が登場して暴れてくれますので、
それなりにはテンションを維持して最後まで観れました。

ただゾンビ様がただ単に暴れているだけで、話の内容なんてこれっぽっちもありゃしません。
テラフォーマーズ 新たなる希望」と同様、このドラマも映画の前日譚を無理矢理作ってるだけなんでしょう。
紹介文では「映画では描かれない隠された謎の正体に迫る!」なんてことが書かれていましたが、
ハッキリ言ってこれも嘘ですね。

あと、長澤まさみ演じる看護師のシーンはPOVで撮られていましたが、
目の前でゾンビが暴れている最中だというのに何故か振り返って看護師の顔を撮っていたり、
ゾンビに囲まれて人が襲われてるのに何故かカメラを持っている男だけは襲われなかったり、と
不自然なところが多々あり、あまり上等なPOVとは言えません。

まあ、ゾンビものだったら何でもいいから観たい、という人だけが観ればいいドラマなんじゃないでしょうか。
あとは長澤まさみ山崎紘菜といった美人のお顔を見るのも楽しいかもしれません。

テラフォーマーズ 新たなる希望

dTVのオリジナルドラマで、監督は山口義高、主演は伊藤英明武井咲
4月29日に公開される映画「テラフォーマーズ」の前日譚で、
火星の環境に適応するための手術を受けた候補生達が、最終適正テストに挑む、というお話です。
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安っぽいセットと演出、登場人物達の薄っぺらなやりとり、
何だかよく分からない悪そうな奴の何だかよく分からない悪巧み、と
テレビの戦隊ものの前半部分だけで全体ができているようなドラマでした。

まあ予算の関係もあるでしょうからセットが安っぽいのは仕方ないかもしれませんが、
演出は工夫の余地があるでしょう。
最終適性テスト、と散々言う割には具体的に何か訓練やテストをしているような描写は一切なく、
候補生達はただ単にセットの上をウロウロしているだけ。
何にもすることないんだったらせめて筋トレとかランニングでもしたらどうです?
俺に構うな、というキャラクターが何故か狭い通路のど真ん中に座って写真を見ており、
そこに他の候補生がやってきて絡まれる、というようなバカバカしい演出も観ていられません。
構われたくないんだったら隅っこの方に行ってれば?

他にも細かいことを言い出したら色々ありますが、
そもそもの問題として、ハッキリ言ってこのドラマ、映画の前日譚を無理矢理作ってるだけですよね。
何かこのドラマを観たことで映画がより楽しめるような物語や描写は一切なく、
何かこのドラマでこれをやりたいんだ、というところも一切ない。
そんなもんが面白くなるわけがありません。

このドラマで良かったのはパンチパーマの兄ちゃんの見事な体と、
ラストでいきなり飛び出す池田秀一のナレーションだけですね。
あそこだけは本当に爆笑させて頂きました。

下手にこのドラマを観ると映画の期待値が大幅に下がってしまうと思いますので、
どうしても映画の期待値を下げたいという人にだけこのドラマはオススメです。

裏切りの街

dTVのオリジナルドラマで、監督・脚本は三浦大輔、主演は池松壮亮寺島しのぶ
ヒモ男が15歳年上の専業主婦と不倫をする、というお話です。
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彼女がいる男と夫がいる女が出会い系サイトで出会い、そして不倫を重ねていく、
というシンプルなストーリーなんですが、
まずこの二人が何でお互いに惹かれたのか、という描写がまったくないので最初っから話に乗れなかったです。
まあ単純に誰でもいいからセックスしたかっただけ、というような気もしますが、
池松壮亮演じる男はただの貧乏ダメ男、
寺島しのぶ演じる女はさほど綺麗ってわけじゃない上にとにかく陰気、
早い話どちらもまったくモテそうなところがある人間じゃないんですから、
なんでこの二人が、という描写は最低限必要でしょう。

また、話の進むテンポが物凄くモタモタしているのも観ていて苦痛でしたし、
登場人物のセリフもとても現実にこんなことを言う人間がいるとは思えないような
不自然なものばかりでドンドンどうでもよくなってしまいました。

あと、登場人物達がとにかく問題をなあなあにして話が進む、っていうのは
本当に観てて気持ちが良くなかったですね。
リアルな恋愛はこういうものだ、ということなのかもしれませんが、
劇中で起こることすべてがなあなあになっていつの間にか消えていくんですから
もう劇中で何が起こったって興味なんか持てませんって。

dTV初のR15のオリジナルドラマ、ということでしたが、
肝心のセックスシーンも生ぬるくてそれほど刺激的とは思えませんでしたし、
正直見所はないドラマだと思います。

ディストピア

この映画は○○が××した世界を描いたディストピア映画だ。

というような形で使われる単語、「ディストピア」。
理想郷という意味の「ユートピア(utopia)」という言葉の対義語で、
「ディストピア(dystopia)」というのは地獄郷という意味です。

主にSF映画のレビューで使われることが多い言葉ですので、
もう少し簡単に言い直すと、理想的じゃない未来の世界ということになりますね。

ディストピア映画の代表作といえば、「ブレードランナー」や「マトリックス」、
最近の映画であれば「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が
ディストピア映画と言えますね。

どの映画も「こんな風になったら嫌だな」と思うような未来の世界を描いている映画です。

  

一言レビューの書き方

レビューを書こうにも何をどう書けば良いのか分からない、という方は
まずは一言レビューを書くところから始めましょう。
長いレビューを書くのは大変ですからね。

まあ早い話、自分が映画を観て思ったことを一言だけ書けばそれで良いので、
別に書き方もへったくれもありゃしませんが、ここで一つ気を付けて欲しいのが、
「面白かった」「つまらなかった」というだけの一言レビューには意味がない
ということです。

評価の付け方の記事でも書いたように、多くの映画のレビューサイトでは
星の数や得点などで評価を付けられるようになっており、
面白かったのか、つまらなかったのか、ということは
わざわざレビューを読まなくても評価を見れば分かるようになっていますので、
「面白かった」「つまらなかった」というだけの一言レビューでは
ただ単に同じことを2回言っているだけなんですね。

ですので、一言レビューを書くときは、評価だけでは分からないことを書きましょう。
「○○がカッコ良かった」「音楽が綺麗だった」「ラストが凄かった」だとか、
「話がグダグダ」「長過ぎる」「訳が分からん」という一言だけでも、
レビューを読んだ人にはその映画がどんな映画で、
その映画を観てこの人はどう思ったのか、ということは多少なりとも伝わります。