グノーシス主義

この映画はグノーシス主義の思想に基づいて作られている。

というような形で使われる単語、「グノーシス主義」。
一言に「グノーシス主義」といっても色々あるんですが、
大体こんな感じの考えのことを言います。

  1. この世界を作ったのは神様だ。
  2. でも神様が作ったこの世界は全然良い世界じゃない。
  3. こんな世界を作った神様なんて嫌いだ。
    こんな世界を作った神様なんて本当の神様じゃない。
  4. この世界を作った神様とは別に、本当の神様っていうのがいるはずだ。
  5. 本当の神様がいるっていうことを認識して、本当の神様がいる世界に行くんだ!

とまあ一言で言ってしまえば、
神様が作ったこの世界から抜け出すんだ!という考えですね。

ちなみに「グノーシス」というのは古代ギリシア語で「認識」、「知識」という意味です。

あと、ここから少し派生して、
この世界の神様は本当の神様じゃない、つまりは悪い神様なんだ、ということで、
反キリスト教みたいなことも「グノーシス主義」に含まれることがありますね。

プロップ

この映画のプロップにはクリエイターの遊び心やこだわりが感じられる。

というような形で使われる単語、「プロップ」。
レビューでよく使われる「プロット」と非常によく似ているので分かりにくいんですが、
「プロップ(prop)」というのは小道具のことです。

ではその小道具とはなんぞや、というと、
剣や銃、時計やカバンといった俳優さんが持ち歩くもの、
それから家具や雑貨といったもののことを小道具といいます。

ちなみに、小道具と対になっている言葉として
大道具という映画のセットなどを指す言葉がありますが、
その違いを大まかに言うと、
引っ越しのときに持っていくものが小道具、
引っ越しのときに置いていくものが大道具、
という感じですね。

あと、映画の撮影で使われる撮影用の銃は「プロップ・ガン」とも呼ばれます。

バジェット

決して莫大とは言えないバジェットのなかで、
あれだけのクオリティを出すこの監督には大いに期待できる。

というような形で使われる単語、「バジェット」。
ウィジェット、ガジェットと語感が似ててちょっとややこしいですが、
「バジェット(budget)」というのは予算のことです。
映画に関する文章の場合は製作費といった意味合いもありますね。

ちなみに、莫大な製作費を費やして作られた映画のことを「ビッグ・バジェット」、
低予算で作られた映画のことを「ロー・バジェット」とも言います。

レビューの読み方について

世の中には数多くの映画があり、その映画に対するレビューもまた数多くありますが、
中には何だか難しそうな専門用語や横文字の言葉をたくさん使っていて
結局何を言っているのかよく分からないレビューってありますよね?

人それぞれレビューの書き方にスタイルがあるというのはとても良いことだと思いますが、
レビューを読んだ人に内容が伝わっていなければハッキリ言って意味がないと思います。

この「レビューの読み方」のカテゴリーでは、
そんな映画のレビューで使われる難しい単語の意味を簡単な言葉で解説し、
何を言ってるのかよく分からないレビューを少しでも分かるようにしていきます。