ロイヤル・ウィーはいけ好かない野郎の証

自分のことを単数形(I, my, me, mine)ではなく複数形(we, our, us, ours)で話す人って
映画の中にたまに登場しないでしょうか?

例えば最近の映画なら「ゼロの未来」の主人公・コーエンが
自分のことを複数形で話していましたね。

実はこれ、「ロイヤル・ウィー(royal we)」と言って、
旧約聖書の神様や、王様みたいな身分の高い人達が使う言葉なんです。

でも「ゼロの未来」のコーエンは神様でも王様でもないですし、
他の映画に登場するロイヤル・ウィーを使う人達も
神様や王様みたいな人ばかりではないですよね?

そんなコーエンみたいな人達は、なんでロイヤル・ウィーを使うのか?
その答えは、自分のことを特別な存在だと思っているからです。
なんせ神様でも王様でもないのに、
神様や王様のような言葉を使っているわけなんですから。

自分は特別だ、自分は他よりも上の人間なんだ、
そんな風に自分や周りの人達を見ている人ってちょっと嫌な感じですよね。
だからこそコーエンがロイヤル・ウィーを使う度に
天才少年・ボブ君はイラッとしているわけなんです。

映画の中で使われるロイヤル・ウィーは、
いけ好かない野郎の証、というわけなんですね。

映画の見方について

映画の見方は人それぞれ、とよく言いますが、
映画を作られた方はそれなりの意図があってその映画を作られたわけなんですから、
映画の製作者の意図を汲み取って映画を観る、というのが
一番健全な映画の見方だと思います。

ただ何から何まで説明してくれるような映画ばかりではありませんので、
それって結構難しいですよね。

この「映画の見方」のカテゴリーでは、
そんな映画の製作者の意図を汲み取るために知っておくと便利な
細かな知識を紹介していきます。

「バイオレンス・レイク」の看板の裏の文字

とっても後味の悪い映画、「バイオレンス・レイク」ですが、
映画の冒頭、カップルが訪れる湖の看板の裏に何か書いてありますよね。

何て書いてあるのかいまいち分かり難いですし、字幕にも何も出てこないんですが、
実はこの看板の裏、
FUCK OFF
YUPPY CUNTS

と書いてあるんです。

「FUCK OFF」は「失せろ!」、「くたばっちまえ!」という意味ですし、
「YUPPY」は「Young Urban Professionals」の略で
「若い都会のエリート達」というような意味、
「CUNTS」は「女性器」の他に、
「バカ野郎」、「クソ野郎」というような意味もあるメチャメチャ下品な言葉で、
まあ要するに、
「失せろ!都会のクソエリート共!」というようなことが書いてあるんです。
つまりこの映画のカップル、この映画の舞台となった町ではかなりの嫌われ者なんですね。

具体的になんでこの町で都会の人間が嫌われているのかは
映画の中で描かれていないので分かりませんが、
おそらくリゾート地としての開発をするということで町の人達と揉めたのでしょう。
カップルが訪れる湖に関しても、
もともとは町の子供達の遊び場、大人達の憩いの場であったであろう場所なのに、
そこに柵ができて自由に出入りできなくなっているわけなんですからね。

そんなところに都会の若いカップルが来てキャッキャとはしゃいでいるわけなんですから
そりゃまあ町の子供からしたらイラッとはするでしょう。

だからと言って映画のようなあんな酷いことは絶対にしてはいけませんが、
自分達のことを嫌っている場所に何にも知らずに行くとろくなことにはならない、
というような教訓も「バイオレンス・レイク」からは得られるのです。

映画ツイートデーのマスコットがカメラ男!?

毎月1日に映画館で観た映画の感想をTwitterで呟くとプレゼントが当たる、という
映画ツイートデーというキャンペーンが今年の3月から始まっていますが、
そのキャンペーンのマスコットキャラクターに
カメラ男が採用されているというのには正直ビックリです。

カメラ男というのは、
映画を盗み撮りして海賊版ソフトを作り販売する、という
映画の著作権を踏みにじり、映画業界に多大な損失をもたらす犯罪者の象徴です。

そんな人の作った作品に一切の敬意を払えない下衆中の下衆が
「毎月1日は映画館に行って映画を観よう!」という
キャンペーンのマスコットキャラクターになっているということは、
「毎月1日は映画の盗み撮りをしても良い日だ!」
「毎月1日は映画の盗み撮りをしよう!」
というメッセージを発信していることになってしまいます。

おそらくカメラ男というキャラクターに人気が出てしまったがために
カメラ男がマスコットキャラクターとして採用されてしまったのだと思いますが、
カメラ男というのは映画館から徹底的に排除しなければいけない存在なんです。
パトランプ男というカメラ男を捕まえるキャラクターもいるわけなんですから、
一刻も早くマスコットキャラクターを変えるべきだと思います。

映画ベースのブログを始めます!

皆様はじめまして。
プロ屋の代表、紀平と申します。

この度映画のレビューサイト、映画ベースのブログを始めることにしました。

映画について、レビューについて、それから映画ベースの裏話などなど、
映画に関する色々なことをこのブログに書いていこうと思います。

どうぞよろしくお願い致します。